MiG-29
MiG-29(ミグ29、ロシア語:МиГ-29ミーグ・ドヴァーッツァヂ・ヂェーヴャチ)は、
ソ連のミグ設計局で開発された戦闘機である
北大西洋条約機構(NATO)の使用するNATOコードネームは「フルクラム/ファルクラム(Fulcrum)」
日本では「ラーストチカ(Ласточка)」の愛称でも呼ばれるが、この呼称はロシアでは使われていない
MiG-29は1970年代から開発が開始されており、MiG-29OVTはその発展形である
MiG-29 OVT NATOコードネームFulcrum(ファルクラム)
ロシアのミグが開発した戦闘機MiG-29OVTの初飛行は2005年
エンジンとアビオニクスを近代化、MiG-35に搭載する推力偏向ノズルを試験装備したテストベッド機で、
開発中止となった9.15規格の機体を流用
航空ショーにおける展示飛行では、ダブルクルビット、ブーメランを筆頭にSu-30MK以上の高機動を見せた
上下18度、左右5度の2軸仕様推力偏向ノズルを備える
世界初となるダブルクルビットや、ピッチアップ角80度以上で直進する
(機体の腹側に前進する)ロースピードホバリングなどの曲芸機さながらの飛行を実施した
推力偏向ノズル ベクタード・スラスト (vectored thrust, VT)
ジェットエンジンの噴流の向きをノズルで変えることで、
これにより推進力の一部で機体を持ち上げたり、
補助翼や方向舵などの動翼だけに頼らずに
機体の姿勢制御を行うことができ、
フライ・バイ・ワイヤによる制御と組み合わせれば
運動の幅を増すことが可能になる
そのためS/VTOL性能やドッグファイト時の機動性が求められる軍用機に実装される
アビオニクス
(Avionics, エイヴィオニクス)とは、
航空機に搭載され飛行のために使用される電子機器のこと
機体価格の最大をアビオニクス機器が占める
戦闘機とは思えない機動をするMiG29
RIAT (Royal International Air Tatoo) とは、イギリス最大の航空ショー
この動画は2006年のRIATのものと思われる